2024年 12月 23日 月曜日

【2024年最新】高校生のSNS利用実態調査:InstagramとBeReal.の驚きの利用傾向

LINEは依然トップ、Instagramの複数アカウント保有が増加、新興SNS BeReal.も浸透

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SNSは高校生の日常生活に欠かせないコミュニケーションツールとなっています。Studyplusトレンド研究所によって2024年7月に実施された全国の高校生1,401名を対象とした最新の調査結果から、高校生のSNS利用の実態が明らかになりました。本記事では、主要SNSの利用状況や新興SNSの普及度合いなど、注目すべき調査結果をご紹介します。

LINEが依然として最も利用されるSNS

調査結果によると、高校生が最もよく使うSNSは依然としてLINEで、39.8%が選択しています。

LINEの主な利用目的は「家族との連絡」が圧倒的に多く、1日6回以上利用する高校生が約6割に上ります。ただし、1回あたりの利用時間は1時間未満と短めで、効率的なコミュニケーションツールとして活用されていることがわかります。

Instagramの複数アカウント保有と鍵垢利用が顕著に

Instagramは高校生の間で特徴的な使われ方をしていることが明らかになりました。複数のアカウントを持つ割合が26.1%と他のSNSよりも高く、さらに約9割の高校生が鍵アカウント(非公開アカウント)を保有しています。

Instagramの利用目的としては「周囲の友達の近況や情報を得るため」が最も多く、近しい人とのつながりを重視しています。また、投稿頻度も他のSNSと比較して高く、月に1〜2回程度の頻度で投稿する高校生が多いことがわかりました。

複数アカウントの使い分けについては、メインで使う「本アカウント」と、推しや趣味、勉強、情報収集など用途やジャンルを限定したアカウントを使い分ける傾向が見られます。特に「鍵アカウント1つ+公開アカウント1つ」や「鍵アカウント2つ以上+公開アカウント1つ」の組み合わせが多く、プライバシーを保護しつつ、公開アカウントで外部に向けた発信を行うという使い方が浸透しているようです。

X(旧Twitter)とTikTokは情報収集が主目的

XとTikTokについては、「自分が関心のある分野・ジャンルの情報を得るため」「流行や世間一般の情報を得るため」という情報収集目的での利用が主となっています。投稿頻度は低く、約3割の高校生が「投稿しない」と回答しています。

一方で、閲覧・情報収集目的での利用頻度は高く、1日6回以上利用する高校生の割合が高くなっています。特にXは推し活(推しているタレントや芸能人の応援活動)における情報収集や、同じ趣味を持つ友達を見つけるツールとしても活用されているようです。

新興SNS BeReal.の急速な普及

近年注目を集めている新興SNS「BeReal.」の利用状況も明らかになりました。約3割の高校生がBeReal.を利用しており、予想以上に高い普及率を示しています。

BeReal.の特徴である「通知が来て写真を撮ること、リアルタイムでみんなが今何してるのか分かる」という体験を楽しむ高校生が多い一方で、通知に囚われてしまうというデメリットを感じる声もあり、意見が二極化しています。

興味深い利用方法として、BeReal.の投稿をInstagramのサブアカウントにまとめて投稿するという使い方も見られました。InstagramとBeReal.を連携させることで、より充実したSNS体験を得ている高校生もいるようです。

進路選択における情報収集の傾向

進路選択に関する情報収集では、Web検索に次いで「紙の資料」が2位となっており、デジタルと紙媒体を併用して情報を集めている実態が明らかになりました。また、YouTubeが3位に入っており、大学や教育に関する動画コンテンツの重要性が高まっていることがわかります。

SNSを通じた進路情報の収集では、インフルエンサーや学生個人のアカウントよりも、大学公式アカウントからの情報を重視する傾向が見られました。これは、進路選択という重要な決定に際して、より信頼性の高い情報源を求める高校生の姿勢を反映しているといえるでしょう。

まとめ

2024年の高校生のSNS利用実態調査から、以下のポイントが明らかになりました:

  1. LINEが依然として最も利用されるSNSであり、主に家族との連絡に活用されている。
  2. Instagramでは複数アカウントの保有と鍵垢利用が顕著で、プライバシーを意識した利用が進んでいる。
  3. XとTikTokは主に情報収集目的で利用されており、投稿よりも閲覧が中心。
  4. 新興SNSのBeReal.が約3割の高校生に利用されており、予想以上の普及を見せている。
  5. 進路選択の情報収集では、デジタルと紙媒体を併用し、大学公式アカウントからの情報を重視する傾向がある。

この調査結果は、高校生のSNS利用が多様化・高度化していることを示しています。各SNSの特性を理解し、目的に応じて使い分けている高校生の姿が浮かび上がってきました。今後も変化し続けるSNS利用の実態を注視し、若者のコミュニケーション傾向を把握することが重要です。

教育機関や企業は、これらの調査結果を踏まえて、高校生とのコミュニケーション戦略を見直すことが求められるでしょう。特に、Instagramの複数アカウント利用やBeReal.の普及など、新しい傾向に注目し、効果的な情報発信や交流の方法を模索する必要があります。

SNSは今後も進化を続け、高校生の生活により深く浸透していくことが予想されます。彼らの利用実態を理解し、適切にサポートしていくことが、教育や社会の発展につながるのではないでしょうか。

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