2024年 12月 22日 日曜日

ITエンジニアの実態調査2024:6割以上が生成AI未活用、その理由と課題とは

81.3万人の会員データから見えてきた、現代ITエンジニアの実態と課題

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ITエンジニア向けプラットフォーム「paiza」が、累計会員数81.3万人を突破したことを記念し、大規模な実態調査を実施。現代のITエンジニアを取り巻く環境や課題が明らかになりました。

就業環境の現状と課題

柔軟な働き方はまだ道半ば

調査によると、フレックスタイム制で働くITエンジニアは38.7%にとどまることが判明。

全業種平均の10.6%と比較すると高いものの、IT業界で期待される柔軟な働き方の実現にはまだ課題が残ることが明らかになりました。

ライフスタイルと将来展望

深刻な将来不安の実態

注目すべきは、年収500万円以上の層でも7割以上が将来に不安を感じているという結果です。

全国平均給与を上回る収入があっても、将来への不安は解消されていない現状が浮き彫りになりました。

キャリア形成の特徴

意外に高い文系出身者の割合

ITエンジニアの35%以上が文系出身という結果は、業界の多様性を示す重要なデータとなっています。

さらに、社会人になってからプログラミングを学び始めた人が4割を超えるという事実は、キャリアチェンジの可能性の高さを示唆しています。

生成AI活用の現状

予想外の低い活用率

最も注目すべき発見は、生成AIの活用状況です。

導入企業で働くエンジニアの約半数が生成AIを導入していますが、実際に活用実感があるのは全体の4割未満。テクノロジー最前線にいるはずのITエンジニアでさえ、生成AI活用には課題が残ることが明らかになりました。

まとめ

本調査から、ITエンジニアを取り巻く環境は着実に改善しているものの、働き方改革や技術革新への適応にはまだ課題が残ることが明確になりました。特に生成AI活用の遅れは、日本の労働生産性向上という課題に対して重要な示唆を与えています。

今後は、より柔軟な働き方の実現と、新技術の効果的な活用が、業界の発展における重要なカギとなるでしょう。

SourcePaiza

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